COVID-19緊急対応における電話による診療のご案内
1. 当クリニックに通院中の患者様
循環器疾患には高血圧症、心不全、弁膜症、不整脈、狭心症、心筋梗塞、動脈硬化性血管狭窄、大動脈瘤などがあります。これらは、安定している時には、全く症状を起こしませんが、何かの誘因で、あるいは誘因もなしに、脳卒中、心不全増悪、不整脈発作、心筋虚血発作、血管破裂など(心血管イベント)を引き起こします。いかにこの心血管イベントを起こさないようにするか、それは、血圧管理、高脂血症、糖尿病管理などが基本です。病態が安定している方には、お電話で状態を確認し、処方を継続いたします。心電図や採血は実施できませんので、各種指標が目標値に収まっていることを確認することはできませんが、今回の異常事態に鑑み、電話再診による診療を行います。お電話で、体重、最近の血圧などをお知らせください。毎月、お電話をいただき、3か月以内においでいただくことが原則となります。
2. 当クリニックかかりつけの患者様で、発熱、咳などの症状がある方
お電話で診療をお受けいたします。体温、血圧をご自身で測定の上、お電話ください。患者様の病状に合わせて、ご相談をお受けし、対応いたします。
3. 当クリニックに通院していない患者様でも初診をお受けします
大病院における院内感染が生じ、循環器疾患で安定している時に、病院に行くことにより、新たな新型コロナウィルス感染をするというリスクが生まれました。4月10日に厚生労働省医政局医事課 同省医薬・生活衛生局総務課連名 事務連絡が発表され、電話による初診が可能となっております。お電話いただき、医師と話し、診療情報を確認させていただき、電話によるオンライン診療が可能であると判断した場合には、他院の診療を継続するために処方箋を発行いたします。オンライン診療による初診では、向精神薬の処方はできませんのでご了解ください。
また、このオンライン診療はあくまでも一時的なものです。またオンライン診療は3か月以内に対面診療を実施する必要があります。