消化器内科
胃腸疾患
胃腸の病気の症状は胸やけ、腹痛、胃部膨満感、嘔気・嘔吐、食欲低下、下痢、便秘、血便など多く原因も様々であり当院では上部消化管内視鏡、エコー、レントゲン、採血などで適切な方針を決めていきます。
疾患としては急性胃炎、慢性胃炎(ヘリコバクターピロリ菌感染など)、胃・十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、消化管機能障害(機能性ディスペプシア、過敏性腸症)、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)などの良性疾患や食道がん、胃がん、大腸がんなど悪性疾患もあります。
こんなお悩みありませんか?
腹痛や嘔吐、食欲不振、下痢、下血、便秘、膨満感、アルコール摂取管理など
肝臓疾患
肝臓病の多くは血液検査でALT(GPT)、γ‐GTP高値などで指摘されます。2023年日本肝臓学会から健診でALT30 IU/l以上は専門医を受診するように宣言が出ています。
肝臓疾患は脂肪肝疾患、ウイルス性肝炎(B型、C型など)、自己免疫性肝炎、アルコール性肝疾患、先天性疾患など様々あり病気の悪化を防ぐためにも正確な診断が必要です。当院では肝臓専門医の診察、検査、治療を行っています。
近年、特に注目されている肝臓疾患は肥満を伴う脂肪肝疾患です。生活習慣と深く関係し早期から対応することで糖尿病、心筋梗塞、高血圧、心房細動、脳梗塞や肝がん、大腸がんなどの予防にもつながります。血液検査だけでなくエコー検査、身体組成測定で治療効果をより分かりやすくしています。
膵臓疾患
膵臓病は腹痛、背部痛など症状のある急性・慢性膵炎、膵癌だけでなく健診でよく見つかる膵のう胞があり、中にはがん化するものもあるため当院では定期的にエコーでチェックします。必要に応じて連携施設でのMRIなども行っています。
胆道疾患
健診などのエコーで無症状の胆のう結石が発見されることが多いですが、胆のう炎、胆のう腫瘍、閉塞性黄疸、胆のう腫瘍などの原因となり上腹部痛など症状があれば迅速な対応が必要です。胆のう疾患の検査はエコーが最も優れていますので当院でフォローいたします。
アルコール問題
アルコール飲料は古くから生活習慣、文化として飲まれてきました。一方、アルコールは化学物質として健康を害することも知られています。消化器内科ではアルコールの影響はほとんどの消化器臓器で認められ対応しています。自分のアルコール摂取が適正なのかアルコール使用障害(Alcohol use disorder: AUD)なのかを見極めることが大切です。周りから心配される、健診や産業医から指摘されることがありましたら是非いらしてください。
当院消化器内科 白石医師は日本アルコール・アディクション医学会でアルコール問題に取り組んでいます。
白石医師 最近の著書
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今日の治療指針 私はこう治療しているVol66 2024
「アルコール性肝障害(アルコール関連肝疾患)」p547―548